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No.008 国内最大の河畔砂丘「志多見砂丘」がどう見ても砂丘じゃない

2021.07.20

皆さんは、「砂丘」という単語から何を思い浮かべますか?

ほとんどの人はなんとなく鳥取砂丘を思い浮かべると思います。
大変ひねくれている人は「猿ヶ森砂丘!」と元気よく答えてくれるかもしれませんが、どちらにせよ「たくさんの砂が積もっただだっ広い空間」を脳内に写しているのではないでしょうか。



こんな感じのアレです


しかし、実はそういった光景だけが砂丘じゃないのです。今回は、加須市にある「志多見砂丘」についてのお話をしようと思います。


この砂丘、「河畔砂丘」と呼ばれる、全国的にもあまり見られない貴重な地形なんです。

名前の通り川のほとりにできる砂丘ではあるのですが、砂を含む河原が広い、ある程度大きい河川の平坦地という、超絶ピンポイントな場所でしか形成されません。

そもそも砂丘とは、風によって運ばれた砂が積もってできたもの。海沿いは風も砂も多いので砂丘が比較的多く形成されますが、内陸はどちらも少ないのである程度特殊な環境下でないと作られにくいのですね。


そんな珍しい砂丘の一つ「志多見砂丘」。河畔砂丘としては全国最大の規模を誇っているらしくその広さは50ha、東京ドーム10個分くらい。めっちゃでか!

そんなに大きい砂丘が町中にあるならとても目立ちそうだなぁと思いつつ写真を見てみることに。



加須市ホームページより引用

超緑やんけ!!!!!!

地面が砂だと思わせないくらい立派に植物が育っています。砂だらけの不毛な大地といういわゆる「砂丘」のイメージとは大変かけ離れた姿がそこに広がっていました。どう見てもジェネリック雑木林。

これだけ植物が生い茂っていたら誰も砂丘と気付かないと思いますし、何なら一周回ってあまり目立たなそうな気もします。


ちなみにここにはアカマツという木がたくさん生えていますが、砂丘上に大規模な植生を構えることは大変めずらしいことなのだそうです。

付近に森林が発達した場所が少ないこともあり、学術的観点から見てもとても貴重な場所となっているそうですよ。

それにしても砂の上に林ができるのってなんだか不思議ですね......



砂丘上にできるアカマツ林
引用:https://shizen.spec.ed.jp/志多見砂丘


歩いていける不思議な砂丘「志多見砂丘」。機会があったらちょこっと覗いてみるのもいいかもしれません。


 

2021.07.20
ごまちゃん@はなまる加須

WRITERこの記事の投稿者

はなまる加須事務局

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