自然と共に暮らす豊かさを守り、命ある大地を未来へ繋ぐために活動しています。

農業生産法人 株式会社誠農社

2023.02.26

★「耳で聴く風景」を楽しめる未来の為に★
皆様、誠農社の総合パンフレットをご覧頂いたことはあるでしょうか。
誠農社のすぐ近くにある、田んぼの十字路の風景が表紙になっており、開いていただくと四季折々の写真が並んでいます。
うれしいことに「素敵なパンフレット!」とお褒め頂くこともあるのですが、使用している写真はインターネットで検索したものでもなければプロカメラマンに撮影して頂いたものでもなく、全て、日々の作業の中で私たちスタッフが撮り貯めていた写真です。
私たち誠農社が加須市油井ケ島で農業に取り組み始めたのは今から11年前。当初、私たちは作ったお米をどのように皆様に購入して頂くか、ということを考えることが主軸だったように思います。今では誠農社の一大ブランドとなっている漢方農法米も、「一生懸命に作ったお米です!」ということをどんな風に伝えようか、そんな角度で物事を考えていました。
しかし、約10年間、農薬・化学肥料不使用の漢方農法でお米を栽培したり、地域の耕作放棄地を預かったり、農家として動物保護に携わる仕組みを考えたりしている中で、私たちの意識が少し変わっていることに気が付きました。
栽培した作物のことを伝える前に、作られているバックグランドを知って頂くことに重きを置き始め、私たち作り手の想いや理由を知って頂きたい、伝えたい、そんな風に意識が変わってきたのです。
私たちのお腹を満たすためには、慣行栽培(一定の農薬を使用する栽培方法)も絶対的に必要です。慣行栽培でなければ誠農社も耕作放棄地を預かってお米を作り続けることも出来ません。しかし、農薬を使用すれば土の中の命は死んでしまうことは事実。私たちが命を繋ぐ作物を作る代わりに命が失われている大地を未来に残していくだけでは、今を生きている私たちは少し寂しいなと言う気持ちになりました。
それであれば、出来る範囲だけでも農薬を使用しない作物づくりをしていこう、命ある大地を少しでも未来に残していこう、そんな想いであることに、10年間かけて私たちも気が付いたということなんだと思います。
そうして作り続けてきたお米が漢方農法米であり、農薬不使用で育てている白いちじくなのです。
このような気持ちの変化は、続けなければわからなかったことだと思っており、だからこそ、バックグランドを知って頂くこと、私たちが取り組んでいる理由を知って頂くことが大切で、そこには大きな意味があるだろうと感じています。
その為、ここ最近では「そんなバックグランドで栽培された作物シリーズです」というように紹介させて頂く機会も多くなりました。
「何気ない日常に、こんなにも美しい風景があり、この風景をこれからの未来を生きていく子ども達の為に残していくことも、農業に携わっている私たちの役目だろう」、とそんなことを胸に、これからも日々、農業に励んで参ります。「耳で聴く風景」を楽しめる未来の為に。
ぜひ、一度、誠農社のパンフレットをご覧頂ければ幸いです。
(「耳で聴く風景」は、フランスの作曲家モーリスラベルが作曲した楽曲名です)


#パンフレット #伝えたいこと #風景

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